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Photo of the Night

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2007年 02月 17日

雨の歌舞伎町(新宿)

2007/02/17
雨の歌舞伎町(新宿)_e0096267_0562496.jpg

急に新宿でラーメンを食べたくなって、途中歌舞伎町を通過する。

ドンキホーテ脇から入って、コマ劇場前で左折し、突き当りでさらに左折して赤いゲートから出るという最短コース。

一時トロイの木馬が置かれた時はそうでもなかったが、今はコマ劇場前は何もなくただっ広い場所で絵にならない。やはり、こうした狭い通りの方が色のある被写体が密集して、歌舞伎町らしい。

一時は一歩踏み込むだけで、ピリピリとした緊張感を皮膚に覚えたものだが、今はそんな感じも薄らいだ。とは言え、私が歩いたのは明るい表層の歌舞伎町。

今も、この街の深部には人々の欲望の闇が渦まいているはずだ。

FUJIFILM Fine Pix F30

# by dcfmasc | 2007-02-17 23:59 | FUJIFILM
2007年 02月 12日

文字のある夜景(銀座)

2007/2/12
文字のある夜景(銀座)_e0096267_346467.jpg

銀座六丁目付近。

新宿の歌舞伎町周辺、赤羽駅北口、吉祥寺駅南口・・・私はこんな看板の密集した場所が好きだ。

二十代のころは、本ばかり読んでいてあまりアウトドア系ではなかった。

街歩きの習慣は、ある意味そのころの古本探しの延長なのだ。

街を歩きながら、どこかに隠れた宝はないかと探し続ける。
いつの間にか、書物が街そのものの風景に変わっただけだ。

世界という書物という概念もある。文字の洪水の中で、浮かび上がるメッセージは、表層的なものである。しかし、その流れの中に私たちの時代はあるし、またそれを呼吸して私たちは生きている。

SONY H1

# by dcfmasc | 2007-02-12 23:59 | SONY
2007年 02月 10日

亀戸サンストリート

2007/02/10
亀戸サンストリート_e0096267_4131828.jpg

個人的な考えだが、亀戸駅前の亀戸サンストリートは、下町ショッピングモールの最高傑作ではないかと思う。

その対照的な存在としては、箱の中にすし詰め状にテナントを詰め込んだ、どこにでもあるショッピングセンター・百貨店が挙げられるだろう。

中央に大きな広場があり、大半の店はそこに向かい合うような形で立っている。

すべての店は、必ず戸外に向き合うようになっているし、すべての通路も必ず戸外と一続きになっている。どこにも、建物の中の店はない。

他のどのショッピングモールと比べても、防災上も圧倒的に安全なつくりとなっている。ほとんどどの方向からでも出られるし、どの方向からでも入れる。建物の中で閉じ込められた人々がパニックになる要因はほとんどないと言えるだろう。

表参道ヒルズの下のフロアで、出口を探そうとしてかなり難儀した。この場所で、地震が起こったら、そうでなくても突然停電になったらかなりおそろしい思いをするのではないか。外部から隔てられた中庭的な造りは共通しても、火災の時には空が抜けていない分、煙がすべてのテナントに一気に充満するのではないか、そんな不安にかられた。

外部から隔てられた内部という造りを持ちながらも、亀戸サンストリートは限りない外気への開放性を持っている。下町の比較的地価の安さが可能にしたものとは言え、この災害時での安全性は類を見ない。さりげないようでいて、下町の発想が可能にした奇跡のショッピングモールなのである。

PENTAX:K100D

# by dcfmasc | 2007-02-10 23:59 | PENTAX
2007年 02月 07日

宿場町通り(北千住)

2007年2月7日
宿場町通り(北千住)_e0096267_23324877.jpg

旧日光街道沿いのさんロード商店街は、下町の都会、北千住の中でも特に活気のある場所で、特に手ごろな飲食店が立ち並ぶ。

表向きは変わってないようでも、宿場町のたたずまいをとどめ、銭湯、路地、物干し台のある木造家屋、古びたペンキ塗りの看板など、かつては飛びぬけて下町資源の多かったこの界隈も、千住ミルディスを核とした駅前の再開発とともに急速に古いものが消え去りつつある。

銭湯の一つは取り壊され、駐車場となり、脇道の路地からは木造家屋が一つまた一つと消え去り、石畳と土の路地は、味のないコンクリートやタイルで覆われてしまった。

あちこちで更地が目立つが、もはやその場所に何があったかを思い出すことさえ不可能になりつつある。

月日は移り、場所は変わり、前世紀の化石のようなわれわれのノスタルジックな感情のみが取り残される。諸行無常である。

SONY DSC-H1

# by dcfmasc | 2007-02-07 23:59
2007年 02月 06日

秋葉原遠景(春日)

2007年2月6日
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文京シビックセンター25Fより。

文京区役所など区の公共施設が集中的に入る文京シビックセンターは、都内の高層ビルでも東京都庁と並ぶ(カメラマンにとっての)人気スポットである。

こんな夜景を撮るためではない。新宿の高層ビル街の向こうに見える富士を望遠撮影するためで、視界のよい晴天日には三脚を持ったカメラマンが朝から夕方まで陣取って、新参者の入る余地はない。

この日は夕方も西の空は曇り気味で、新宿方面の視界はよくなかったが、中央・総武線で二駅の秋葉原ならかなりクリアに写すことができた。

UDXや秋葉原ダイビルの下では、あの巨大なヨドバシ秋葉店やドンキホーテも、ちっぽけに見える。

SONY DSC-H1 [ISO64 ,F8, 5秒]

PS 暗い画像の上下の部分だけをトリミングしています。ブログの幅の画像で物足りない方は画像をクリックして下さい。長辺1024のサイズの画像が表示されます。

# by dcfmasc | 2007-02-06 23:59 | SONY